高石・羽衣で高齢者の動作改善 痛みと向き合う鍼灸整体の実践例
はじめに 動かすことへの不安と希望
年齢を重ねると、体を動かすたびに痛みを感じることが増えてきます。
特に70代以降になると、朝起きた時の体の重さ、食事の時に腕が上がらない辛さ、歩く時の足の力の入りにくさなど、日常生活のあらゆる場面で不調を感じるようになります。
こうした症状に対して「安静にしていれば治る」と考える方も多いのですが、実は高齢になればなるほど、動かさないことが最大のリスクになります。動かなければ筋力は落ち、関節は固まり、さらに動けなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
しかし、動かそうとすれば痛みが出る。この矛盾した状況の中で、多くの高齢者の方が「どうすればいいのか分からない」という不安を抱えています。
今回は、高石市羽衣のリフェムLABOで実際に施術を受けられた88歳の女性、K様の事例をもとに、痛みと向き合いながら機能を維持していく方法についてお伝えします。
88歳女性が抱えていた複雑な痛みの訴え
治療後に増した痛みへの戸惑い
K様は、足の治療を受けた翌日から、右足と右腕に痛みを感じるようになりました。
「治療の日に足を触っていただいたでしょ。それから足が痛いんですよ」という訴えから始まったカウンセリングでしたが、詳しく聞いていくと、痛みの場所や種類が複雑に入り混じっていることが分かりました。
歩く時に右足に力が入りにくい感覚、右腕でお箸を持つのが辛い痛み、首から肩にかけての突っ張り感、さらには頭の半分まで広がる違和感など、複数の症状が同時に現れていたのです。
K様ご自身も「頭の中でごちゃごちゃになっている」と表現されるほど、どこがどう痛いのか整理できない状態でした。
痛みの記憶が作る心理的な壁
興味深いことに、施術者が丁寧に症状を確認していくと、月曜日に強く感じた足の痛みは、火曜日、水曜日と日を追うごとに軽減していることが分かりました。
しかし、K様の頭の中では「痛い」という記憶が強く残っており、実際の症状の変化を正確に認識できていなかったのです。
これは高齢者の痛み体験において非常に重要なポイントです。一度「痛い」と感じた体験は、脳に強く刻まれ、実際の痛みが軽減していても「まだ痛いはず」という認識が続いてしまうことがあります。
この心理的な痛みの記憶が、動作を制限する大きな要因となっていました。
家族も巻き込んだ症状の整理
K様のご主人も同席されていましたが、ご主人もK様の訴える症状を正確に把握できていない様子でした。
「肩が痛いって言ってるんやけど」「いや、足の話を聞いてるんです」というやり取りが何度も繰り返され、症状の整理に時間がかかりました。
これは決して珍しいことではありません。高齢になると、複数の不調が同時に存在し、それを言葉で正確に伝えることが難しくなります。また、家族も日々の訴えを聞く中で、どれが重要な症状なのか判断しきれなくなることがあります。
リフェムLABOでは、こうした複雑な症状の訴えに対して、施術者が丁寧に時間をかけて整理していくアプローチを取っています。
動かすと痛い、動かさないと機能が落ちるジレンマ
高齢者特有の治療の難しさ
K様のケースが示しているのは、高齢者の体のケアにおける根本的なジレンマです。
体を動かせば筋肉痛が出る、関節に負荷がかかる、一時的に痛みが増すことがあります。しかし、動かさなければ筋力は確実に低下し、関節は固まり、最終的には寝たきりに近づいていきます。
施術者はK様に「動かしていく中で痛くなる可能性もありますよ」と事前に説明していました。これは決して無責任な発言ではなく、体の機能を維持・改善するためには避けられない過程なのです。
若い世代であれば、運動後の筋肉痛は「鍛えた証拠」として前向きに受け止められますが、高齢者にとっては「体が壊れているのでは」という不安につながりやすいのです。
痛みの意味を理解することの重要性
施術者はK様に、痛みの意味を繰り返し説明していました。
「動かしていくと範囲が広がっていくので、動かし出した筋肉痛とか反応を起こすことが治療なんです」
「筋肉痛が出るように使ったら、筋肉って太くなる時っていうのは筋繊維が切れて筋肉痛になって太くなっていくんです」
これらの説明は、痛みを「悪いもの」から「成長のプロセス」へと意味づけを変える試みです。
実際、K様の右肩は動かし始めたことで一時的に痛みが増しましたが、これは長年動かしていなかった筋肉が目覚め、可動域が広がろうとしているサインでした。
四月の挫折を繰り返さないために
カウンセリングの中で、四月にも同様の状況があったことが明らかになりました。
「四月と同じことの繰り返しになってしまうと、もう残念なことになっていく」という施術者の言葉には、過去の経験への反省が込められています。
おそらく四月も、痛みが出たことで治療やリハビリを中断し、その結果として機能がさらに低下してしまったのでしょう。
今回は「そこはもうちょっと乗り越えたいですよね」というK様の言葉があり、施術者、K様、ご主人の三者で「痛みがあっても続ける」という共通認識を持つことができました。
リフェムLABOの段階的アプローチ
カウンセリングで症状を丁寧に整理
リフェムLABOの特徴は、まず徹底的に症状を整理することから始まる点です。
K様のケースでも、30分以上かけて「どこが」「いつ」「どのように」痛いのかを確認していきました。
「痛いだけではちょっと分かりづらいので、どうやったらどう痛いっていうのを言ってもらえます?」
「痛いっていうのと力が入らないっていうのは全然別のものなので」
こうした質問を重ねることで、足は「痛い」のではなく「力が入りにくい」状態であること、肩は「動かない」のではなく「筋肉が張っている」状態であることが明確になりました。
鍼灸で内側から体を整える
症状が整理できたら、次は鍼灸による施術です。
リフェムLABOでは、東洋医学の視点から体全体のバランスを整えることを重視しています。単に痛い場所に鍼を打つのではなく、なぜその痛みが出ているのか、体のどこに根本原因があるのかを見極めます。
K様の場合、長年の姿勢の問題や、体の使い方の偏りが、複数の部位に症状を引き起こしていました。
鍼灸施術では、経絡の流れを整え、自律神経のバランスを調整することで、体が本来持っている回復力を引き出していきます。
温熱療法で血流を改善
K様の施術では、氷水を使った冷却療法も取り入れられました。
「これ冷やしてたらね、もうだんだんなくなってくるので」という施術者の言葉の通り、炎症反応が出ている部位を適切に冷やすことで、痛みの軽減と回復の促進を図ります。
一般的には「冷やすのは良くない」と思われがちですが、動かし始めた筋肉が熱を持っている場合、適切な冷却は非常に効果的です。
ただし、K様のご主人が「最初ダメって言われたからね」と発言しているように、冷却には注意も必要です。長時間冷やし続けると血管が収縮し、かえって血流が悪くなることもあります。
リフェムLABOでは、氷水を使った3〜5度の冷却を15分程度、1日3回という具体的な指示を出し、適切な範囲で冷却療法を活用しています。
整体で可動域を広げる
鍼灸と温熱療法で体の内側を整えた後は、整体で実際に体を動かしていきます。
K様の右肩は、施術者が手を添えてサポートすると、自力で上げるよりもスムーズに動くことが確認できました。
「関節が何かなってたら、こうやって僕は手を添えてもちょっと上がっていかないんです。でもこう上がるっていうことは筋肉やねんなーっていうのはわかります」
この確認作業は、K様自身に「関節自体は壊れていない」「筋肉の問題だから改善できる」という安心感を与える重要なプロセスです。
整体では、固まった筋肉をほぐし、正しい動きのパターンを体に思い出させていきます。
自宅でのリハビリ指導
施術だけでなく、自宅でのセルフケアも重要です。
K様には、段差を使った昇降運動が指示されていました。カウンセリングの中で「25、26、27と1日1回やな」という確認があり、目標の80回には届いていないものの、継続できていることが分かりました。
ただし、痛みが出た週は運動回数が減っており、「やる気がせんね」という心理的な壁が見られました。
施術者は「もしやらない時に言わないって言うのも何でかって聞いておいてもらってもいいですか?」と、やらなかった理由を明確にすることを求めています。
これは責めるためではなく、どんな状況で運動が中断されるのかを把握し、対策を立てるためです。
施術者の厳しくも温かい指導の意味
優しさだけでは改善しない現実
カウンセリングの中で、施術者は非常に印象的な発言をしています。
「ご主人、優しいじゃないですか、むちゃくちゃ。でもそこを僕同調してたらね、やっぱりちょっと厳しさを言う役目やと思ってるんです」
「体って強さといたわりとっていうのをバランスよくいかないとうまいこといけへんのです」
これは、家族の優しさだけでは高齢者の機能維持は難しいという現実を示しています。
ご主人はK様を思いやるあまり、痛みの訴えにすぐに同調し、「無理しなくていい」と言ってしまいがちです。しかし、それではK様は動かなくなり、結果として機能が低下してしまいます。
施術者は、あえて第三者として「厳しさを言う役目」を引き受けることで、K様とご主人だけでは乗り越えられない壁を一緒に乗り越えようとしているのです。
痛みの整理で動ける部分を見つける
施術者が繰り返し行っていたのが、痛みの「仕分け」です。
「足の方の話をしてもらっていいですか?」
「肩の話は今ちょっと置いていってもらって」
K様は複数の痛みを一度に訴えるため、すべてが「動けない理由」になってしまいがちです。しかし、施術者は一つ一つの症状を分けて確認することで、「足は実は痛くなかった」「肩は筋肉痛だから動かしていい」という事実を明らかにしました。
この整理作業により、「全部が痛いから何もできない」という認識が、「ここは大丈夫だから動かせる」という前向きな認識に変わっていきます。
信頼関係があるからこその厳しさ
施術者の厳しい指摘は、長年の信頼関係があるからこそ成り立っています。
「僕ももうこんだけずっと一緒に見させてもらってるから、森さんの捉え方とか体の状態っていうのを僕なりに把握してる」
この発言から、K様との関係が短期的なものではなく、長期にわたる伴走関係であることが分かります。
また、「分からないって言うと、僕も次っていう形のお話がしづらくなってしまう」という発言は、一方的な指導ではなく、K様の理解と協力が必要であることを示しています。
施術者は、K様に対して「一緒に乗り越える仲間」としての姿勢を示しながら、必要な厳しさも伝えているのです。
高齢者の痛みに対する正しい理解
70歳を過ぎると朝の痛みは当たり前
施術者は、K様に対して重要な事実を伝えています。
「70歳過ぎたら寝起きがみんな痛いって言うんですよ」
「動き始めがみんな痛いって言うんですよ。動き出したらマシになるって言うんですよ」
これは高齢者の体の特徴を示す重要な指摘です。
寝ている間、体は動かないため、筋肉は固まり、関節は硬くなります。特に高齢になると、この硬さからの回復に時間がかかるため、朝起きた時に痛みや動きにくさを感じるのは自然なことなのです。
しかし、多くの高齢者は「朝痛いのは何か悪い病気のサインでは」と不安を感じます。この不安が、さらに動きを制限してしまう要因になります。
動かさないことが最大のリスク
「寝てて起きた時に足が痛いのはどういうことか?動かしてないからです」
この施術者の説明は、高齢者ケアの核心を突いています。
88歳の別の患者さんの例として、滑り症(腰椎の骨が前後にずれる状態)で痛みがひどい方の話が出てきます。その方も、「座って体を動かして、それが肉体の反応をいってしまえばそれまでになるが、そういう治療した後が、治療疲れが出ている」状態でした。
しかし、施術者はあえて「座って体を動かして」もらい、「わざと座っている、起きている、立つというストレスをかけている」のです。
なぜなら、そのストレスこそが体力をつけ、機能を維持するために必要だからです。
痛みを理由に動かないと悪循環に
「一つのところがそうなると気力っていうものがやっぱり低くなってしまう」
施術者が最も警戒しているのが、この心理的な悪循環です。
一箇所が痛いと、「全部が動かせない」という気持ちになり、実際には動かせる部分まで動かさなくなってしまいます。すると、動かしていない部分も機能が低下し、次に動かそうとした時にさらに痛みが出る、という悪循環に陥ります。
K様のケースでも、右肩が痛いことが、足の昇降運動をやめる理由になりかけていました。
施術者は「そこをくっつけないようにしないと、全部がこう、できなくなるっていうか、やる気がなくなっていってしまう」と指摘し、症状を切り分けて考えることの重要性を強調しています。
寝たきりを防ぐための体の使い方
上向きで寝続けることのリスク
施術者は、K様に抱き枕を使った横向き寝を勧めていました。
「上向いて寝たら、ずーっと背中に圧力かかってるんですよ。体重の分のね」
「横向いたらね、その体重、重しが取れるわけなんです。だからすごい楽になるんです」
これは、寝たきりの人のケアで使われる「体位変換」の考え方を応用したものです。
病院や介護施設では、寝たきりの患者さんに対して、定期的に体の向きを変える「体位変換」を行います。これは褥瘡(床ずれ)を防ぐだけでなく、体への圧力を分散させ、血流を維持するために重要な処置です。
K様はまだ寝たきりではありませんが、長時間同じ姿勢で寝ることで、背骨や内臓に負担がかかっています。横向き寝は、この負担を軽減する効果的な方法なのです。
重力と体の関係を理解する
「頭のてっぺんから重力かかるやんか。上向いてたら前から重力かかってるでしょう。うつむいたら後ろから。右向いたら右の肩の方から横から。左向いたら左の横から重力かかってる」
施術者のこの説明は、体が常に重力の影響を受けていることを示しています。
立っている時、座っている時、寝ている時、体は常に重力に対抗してバランスを取っています。同じ姿勢を続けると、同じ部位に負担が集中し、痛みや機能低下の原因になります。
高齢者の場合、若い頃のように自然に寝返りを打つことが難しくなるため、意識的に姿勢を変える工夫が必要なのです。
うつ伏せができることの意味
「うつ伏せねっていうのは、体のバランスをとっていくんです」
多くの高齢者は、うつ伏せになることを避けます。息苦しい、起き上がるのが大変、という理由からです。
しかし、うつ伏せは背中の圧力を解放し、内臓の位置を変え、体全体のバランスを整える重要な姿勢です。
施術者がK様にうつ伏せでの施術を勧めているのは、単に施術しやすいからではなく、うつ伏せになれる体を維持してほしいという願いからです。
うつ伏せができなくなると、体位のバリエーションが減り、体への負担が増大します。
家族ができるサポートの形
優しさと厳しさのバランス
K様のご主人は、非常に献身的にK様をサポートされています。
昇降運動の際には姿勢をチェックし、「60点や50点や」と評価しながら励ましています。また、トイレの後にダイニングで座っている時間が長い時も、そばで見守っています。
しかし、施術者から見ると、この優しさが時に「甘さ」になってしまうことがあります。
「痛い」と言われるとすぐに「無理しなくていい」と言ってしまう、やらなかった理由を深く聞かずに受け入れてしまう、といった対応は、短期的には優しさですが、長期的には機能低下を招きます。
家族に求められるのは、「優しく厳しく」というバランスです。痛みには共感しつつ、「でも少しずつやっていこう」と背中を押す、できた時にはしっかり褒める、という関わり方が理想的です。
三者での情報共有の重要性
リフェムLABOの施術では、K様、ご主人、施術者の三者でのやり取りが重視されています。
「3人である意味共有してですね、やっていかないと分からへん」
この三者共有には重要な意味があります。
まず、K様の症状の訴えを、施術者とご主人が同時に聞くことで、認識のズレを防ぐことができます。K様がご主人に伝える内容と、施術者に伝える内容が異なることもあるため、同じ場で確認することが重要です。
また、施術者からの指示を、K様とご主人が同時に聞くことで、自宅でのケアが適切に行われやすくなります。
さらに、ご主人が施術者の説明を聞くことで、K様の痛みの訴えに対してどう対応すべきか、判断の基準を持つことができます。
電話での相談を促す理由
施術者は、K様に電話での相談を勧めています。
「次の日にも痛くなったりしたら、ご主人に言って、ご自分も電話してもらってもいいですか?」
これは、痛みが出た時にすぐに対応することで、K様の不安を軽減し、治療の中断を防ぐためです。
しかし、K様は「電話も出られないんです」と答えています。これは、電話に出ることへの心理的なハードルがあることを示しています。
高齢者の中には、電話でのコミュニケーションに不安を感じる方も多くいます。聞き取りにくい、うまく説明できない、相手の時間を奪ってしまう、といった心配から、電話を避けてしまうのです。
このような場合、家族が代わりに電話をする、次回の来院時に詳しく話す、といった代替手段を用意することが大切です。
よくある質問と回答
高齢になってからリハビリを始めても効果はありますか?
はい、何歳からでも体は変わります。
88歳のK様の事例が示すように、適切な刺激を与えれば、高齢でも筋肉は反応し、可動域は改善します。
ただし、若い頃のような急速な改善は期待できません。ゆっくりと、時には痛みを伴いながら、少しずつ進んでいくことになります。
重要なのは「完全に元に戻す」ことではなく、「今の機能を維持し、可能な範囲で改善する」という現実的な目標設定です。
痛みが出たら運動を休むべきですか?
痛みの種類によります。
筋肉痛のような、動かしたことによる痛みであれば、完全に休むのではなく、強度を下げて続けることが推奨されます。
一方、関節に鋭い痛みがある、腫れや熱感がある、といった炎症の兆候がある場合は、一時的に休んで専門家に相談すべきです。
判断が難しい場合は、自己判断で完全に中止するのではなく、施術者に相談して指示を仰ぐことが大切です。
家族はどこまでサポートすべきですか?
「できることは自分でやってもらう」が基本です。
K様のご主人のように、見守りながら励ますサポートが理想的です。
痛いと言われるとつい手を出してしまいがちですが、本人ができることまで代わりにやってしまうと、かえって機能低下を招きます。
時間がかかっても、危険がない範囲で、本人にやってもらうことが、長期的な自立につながります。
整形外科と鍼灸整体、どちらを選ぶべきですか?
両方を併用することが理想的です。
整形外科では、レントゲンやMRIで骨や関節の状態を確認し、必要に応じて薬物療法や注射を受けることができます。
鍼灸整体では、筋肉や経絡の状態を整え、体全体のバランスを改善することができます。
K様の事例でも、滑り症の診断は整形外科で受け、日常的なケアはリフェムLABOで受けるという併用が行われています。
冷やすのと温めるの、どちらが正しいですか?
状況によって使い分けます。
急性の炎症や、動かした直後の熱感がある場合は、氷水で冷やすことが効果的です。ただし、長時間の冷却は血流を悪化させるため、15分程度に留めます。
慢性的なこりや、冷えによる痛みの場合は、温めることが効果的です。
リフェムLABOでは、K様の右肩に対して、動かした後の炎症反応を抑えるために冷却を指示しています。
痛みに慣れることはできますか?
痛みの感じ方は変化します。
最初は強く感じた痛みも、繰り返し経験することで「これくらいなら大丈夫」という感覚が育ちます。
ただし、「痛みに慣れる」というよりは、「痛みの意味を理解する」ことが重要です。
筋肉痛は成長のサインである、動き始めの痛みは一時的なものである、という理解があれば、同じ痛みでも不安は減ります。
一人暮らしの高齢者でも続けられますか?
工夫次第で可能です。
K様のように家族のサポートがある方が理想的ですが、一人暮らしでも、定期的に施術院に通い、電話で相談できる関係を作ることで、継続は可能です。
また、地域の介護予防教室や、デイサービスなどを利用することで、専門家の目が入る機会を増やすことも有効です。
まとめ 痛みと共に歩む勇気
高齢になると、痛みのない生活を取り戻すことは難しくなります。
しかし、痛みがあっても、機能を維持し、自分でできることを増やしていくことは可能です。
K様の事例が教えてくれるのは、「痛いから動かない」ではなく、「痛みの意味を理解して、適切に動かす」ことの重要性です。
そのためには、専門家の適切な指導、家族の理解あるサポート、そして何より本人の「乗り越えたい」という意志が必要です。
リフェムLABOでは、31年の経験を持つ施術者が、一人ひとりの状態に合わせて、厳しくも温かい伴走を続けています。
痛みと向き合いながら、できることを一つずつ増やしていく。その積み重ねが、寝たきりを防ぎ、自分らしい生活を守ることにつながります。
高石市羽衣で、体の不調にお悩みの方、ご家族のケアに迷っている方は、ぜひリフェムLABOにご相談ください。あなたの状況に合わせた、現実的で継続可能なケアプランを一緒に考えます。
リフェムLABO
大阪府高石市羽衣2丁目3-23 今重ビル3F
女性専門の鍼灸整体院として、お一人おひとりに寄り添った施術を提供しています。
フレイル・サルコペニアでお悩みの方は、当院の症状・お悩みページもご覧ください。

監修者プロフィール
山﨑 了(やまさき さとる)
リフェムLABO 院長
鍼灸師・整体師・栄養指導士
1995年の開業以来、31年以上にわたり地域医療に携わり、延べ10万人以上の施術経験を持つ。妊活サポート、自律神経の不調、顔面神経麻痺、慢性疼痛、マタニティケアなどを専門とし、一人ひとりの体質や生活背景に合わせた施術を行っている。
これまでの臨床経験から、「症状だけを見るのではなく、なぜその症状が起こるのか」という原因の追究を重視。自律神経・血流・栄養バランスを身体づくりの重要な柱と考え、鍼灸、整体、温熱療法、分子栄養学の視点を組み合わせた体質改善を提案している。
また、妊活分野では高齢妊活や体外受精に取り組む方へのサポートにも力を入れており、多くの妊娠・出産報告を受けている。子宮妊活チャンネル認定院として、妊娠しやすい身体づくりの情報発信も積極的に行っている。
「揺るがない健康をあなたへ」を理念に、症状の改善だけでなく、10年後も元気に過ごせる身体づくりを目指して日々の臨床に取り組んでいる。
【資格】
・はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師・栄養指導士・カイロプラクター
【所属】
・リフェムLABO 院長
・子宮妊活チャンネル認定院
・ジネコLABO南大阪サロン
・婦人科セラピー協会
【監修分野】
妊活、不妊症、自律神経失調症、不眠、顔面神経麻痺、慢性腰痛、肩こり、頭痛、マタニティケア、産後ケア、健康増進、予防医学
