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不妊治療で双子を授かる確率は?最新データと治療法別の可能性を徹底解説

不妊治療を進める中で、「もし双子を授かることができたら」と期待を抱く方もいれば、「双子妊娠のリスクは大丈夫だろうか」と不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。自然妊娠と比較して、不妊治療が双子妊娠の確率にどのように影響するのか、その具体的な数字や背景について知りたいと思いませんか。この記事では、不妊治療における双子妊娠の確率について、最新のデータに基づき、治療法別に詳しく解説いたします。排卵誘発剤の使用、人工授精、体外受精といった各治療法が双子妊娠の確率にどう影響するのかを具体的に掘り下げ、多胎妊娠のリスクや、それを防ぐための取り組みについてもご紹介します。結論として、不妊治療は自然妊娠よりも双子を授かる確率を高める傾向にありますが、その確率は治療法によって大きく異なり、近年では多胎妊娠のリスクを考慮し、その防止策が積極的に進められていることをご理解いただけます。

1. 不妊治療と双子妊娠の基本的な関係

1.1 自然妊娠での双子の確率はどれくらいか

赤ちゃんを授かることは、多くのご夫婦にとって大きな喜びですが、双子を自然に妊娠する確率は、実はそれほど高くありません。一般的に、自然妊娠での双子の確率は約1%程度と言われています。

双子には、大きく分けて一卵性双生児と二卵性双生児の2種類があります。一卵性双生児は、一つの受精卵が途中で二つに分裂して成長するため、遺伝子は全く同じで、性別も同じになります。その発生確率は、人種や遺伝的要因に関わらず、ほぼ一定で約0.3〜0.4%程度とされています。

一方、二卵性双生児は、排卵周期に二つの卵子が同時に排卵され、それぞれが別の精子と受精することで成立します。この場合、遺伝子は兄弟姉妹と同じように異なり、性別も異なることがあります。二卵性双生児の確率は、母親の年齢や遺伝的要因、人種によって変動することが知られています。例えば、母親の年齢が高くなるにつれて、ホルモンバランスの変化から二卵性双生児の確率がわずかに上昇する傾向があります。また、欧米諸国に比べてアジア圏では二卵性双生児の発生率が低い傾向にあります。

1.2 不妊治療が双子妊娠の確率を上げる理由

不妊治療は、自然な妊娠が難しいご夫婦をサポートするために様々な方法が用いられますが、その過程で双子などの多胎妊娠の確率が自然妊娠に比べて高くなることが知られています。これは、不妊治療が妊娠のプロセスに積極的に介入するためです。

主な理由としては、以下の二点が挙げられます。

要因 説明
排卵誘発剤の使用 排卵誘発剤は、卵巣に働きかけ、通常は一つしか排卵されない卵子を複数個排卵させることを目的として使用されます。これにより、複数の卵子が受精する可能性が高まり、結果として双子や三つ子といった多胎妊娠のリスクが増加します。
複数個の胚移植 体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療では、受精卵(胚)を子宮に戻す「胚移植」が行われます。着床率を高める目的で、一度に複数の胚を子宮に戻すことがあり、これにより複数の胚が同時に着床し、成長することで多胎妊娠となる確率が高まります。

このように、不妊治療は妊娠の可能性を高める一方で、意図せず多胎妊娠につながるリスクも伴うことを理解しておくことが大切です。次章では、具体的な治療法ごとに、双子妊娠の確率がどのように変化するのかを詳しく解説いたします。

2. 治療法別の双子妊娠の確率を徹底解説

不妊治療では、自然妊娠と比較して双子や三つ子といった多胎妊娠の確率が高まることが知られています。これは、排卵を促したり、複数の胚を子宮に戻したりする治療の特性によるものです。ここでは、それぞれの治療法が双子妊娠の確率にどのように影響するのかを詳しく見ていきましょう。

2.1 排卵誘発剤を使用した不妊治療と双子

排卵誘発剤は、卵巣に働きかけて排卵を促す薬剤です。この薬剤を使用することで、通常は月に1つ排卵する卵子が複数排卵される可能性があり、それが双子妊娠の確率を高める主な要因となります。

2.1.1 クロミッドやセロフェンなど内服薬の場合

クロミッドやセロフェンといった内服の排卵誘発剤は、比較的穏やかに排卵を促します。これらの薬剤は、脳下垂体に作用して卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を促し、卵巣での卵胞の発育を助けます。一般的に、内服薬を用いた場合の双子妊娠の確率は、自然妊娠の約1%と比較して、約3%から8%程度に上昇するとされています。これは、複数の卵子が同時に成熟し、排卵されることで、二卵性双生児を授かる可能性が高まるためです。多胎妊娠のほとんどが二卵性双生児であり、三つ子以上の確率は非常に稀です。

2.1.2 ゴナドトロピン注射など誘発剤の場合

ゴナドトロピン注射は、FSHや黄体形成ホルモン(LH)を直接補充することで、より強力に卵胞の発育を促す薬剤です。この治療では、複数の卵胞が同時に大きく育つことが多く、その結果、排卵される卵子の数も増える傾向にあります。そのため、ゴナドトロピン注射を用いた場合の双子妊娠の確率は、内服薬よりもさらに高く、約10%から20%程度になることがあります。特に、複数の卵胞が発育していることが確認された場合は、双子や三つ子以上の多胎妊娠のリスクが高まるため、排卵のタイミングを慎重に見極める必要があります。

2.2 人工授精AIHと双子妊娠の確率

人工授精(AIH)は、排卵の時期に合わせて調整された精子を子宮内に直接注入する治療法です。この治療法自体が直接的に双子妊娠の確率を上げるわけではありません。しかし、人工授精は排卵誘発剤と併用されることが一般的であるため、排卵誘発剤の使用が双子妊娠の確率に影響を与えることになります。排卵誘発剤を使用しない自然周期での人工授精では、双子妊娠の確率は自然妊娠とほぼ同程度ですが、排卵誘発剤を併用した場合、その薬剤の種類に応じた双子妊娠の確率が適用されると考えてよいでしょう。

2.3 体外受精IVF・顕微授精ICSIと双子妊娠の確率

体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)は、体外で受精させた胚を子宮に戻す治療法です。この治療法では、移植する胚の数によって双子妊娠の確率が大きく変動します。

2.3.1 複数個の胚移植が双子妊娠に与える影響

過去には、着床率を高める目的で複数の胚を同時に子宮に戻す「複数個胚移植」が行われることがありました。しかし、この方法は双子妊娠、さらには三つ子以上の多胎妊娠の確率を著しく高めることが問題視されてきました。例えば、2個の胚を移植した場合、双子妊娠の確率は約20%から30%に達することもありました。多胎妊娠は母体と赤ちゃん双方に大きなリスクを伴うため、現在では複数個胚移植は推奨されていません。

2.3.2 単一胚移植の現状と多胎防止策

多胎妊娠のリスクを回避するため、現在では単一胚移植(SET)が強く推奨され、主流となっています。単一胚移植とは、体外受精で得られた胚の中から最も質の良い1つの胚を選び、子宮に戻す方法です。これにより、双子妊娠の確率は大幅に低下し、約1%から2%程度に抑えられます。この場合の双子妊娠は、移植した1つの胚が子宮内で分裂して一卵性双生児となるケースがほとんどです。日本産科婦人科学会のガイドラインでも、多胎妊娠防止の観点から単一胚移植が推奨されています。

単一胚移植における双子妊娠の確率の目安は以下の通りです。

移植胚の数 双子妊娠の確率の目安 主な多胎の種類
1個(単一胚移植) 約1%〜2% 一卵性双生児
2個(複数個胚移植) 約20%〜30%(過去のデータ) 二卵性双生児が主、一卵性双生児の可能性も

※複数個胚移植の確率は、現在の日本では推奨されていない過去のデータに基づいています。

2.3.3 凍結胚移植と新鮮胚移植での違い

体外受精には、採卵周期にそのまま胚を移植する「新鮮胚移植」と、一度胚を凍結保存し、別の周期に融解して移植する「凍結胚移植」があります。近年の研究では、凍結胚移植の方が新鮮胚移植に比べて、わずかに双子妊娠の確率が高まる可能性が指摘されています。これは、凍結・融解の過程で胚にストレスがかかり、それが胚の分裂を促すのではないかという仮説や、凍結胚移植を行う周期の子宮内膜が、新鮮胚移植の周期よりも着床に適した状態にあるためではないかと考えられています。しかし、その差は大きくなく、単一胚移植の原則が守られていれば、全体としての多胎妊娠のリスクは低く保たれています。

3. 双子妊娠のリスクと注意点

不妊治療を経て双子を授かることは喜ばしいことですが、同時に母体と赤ちゃん双方に様々なリスクが伴うことを理解しておく必要があります。ここでは、双子妊娠に特有の注意点と、それに伴う経済的・精神的な負担について詳しく解説いたします。

3.1 母体へのリスクと合併症

双子妊娠は、単胎妊娠に比べて母体にかかる負担が大きく、様々な合併症のリスクが高まります。特に注意が必要な主なリスクを以下に示します。

リスクの種類 具体的な内容
妊娠高血圧症候群 複数胎児を育むことで母体の循環器系への負担が増大し、血圧が上昇しやすくなります。重症化すると、母体だけでなく胎児にも影響を及ぼすことがあります。
妊娠糖尿病 胎盤から分泌されるホルモンの影響でインスリンが効きにくくなり、血糖値が高くなるリスクが高まります。適切な管理がされないと、母体や赤ちゃんに合併症を引き起こす可能性があります。
早産 子宮が過度に伸展されることで、子宮収縮が起こりやすくなり、正期産よりも早く出産に至る可能性が高まります。早産は、赤ちゃんの未熟性に関連する様々な問題を引き起こす主な原因となります。
貧血 胎児への栄養供給が増えるため、母体の鉄分需要が高まり、貧血になりやすくなります。重度の貧血は、母体の疲労感増加や、分娩時のリスクを高めることがあります。
常位胎盤早期剥離 胎盤が子宮壁から剥がれてしまう状態です。子宮の過伸展や妊娠高血圧症候群がリスクを高め、母体と胎児双方にとって緊急性の高い状態となります。
産後出血(弛緩出血) 双子妊娠では、子宮が大きく伸展していた分、出産後の子宮収縮が遅れやすく、多量の出血につながるリスクが高まります
帝王切開率の上昇 胎位の異常や、母体・胎児のリスクを考慮し、経腟分娩よりも帝王切開となる確率が高まります
羊水過多症 羊水の量が異常に増える状態です。双子妊娠、特に一絨毛膜性双胎では、羊水過多症のリスクが高まることがあります。

3.2 赤ちゃんへのリスクと合併症

双子妊娠の場合、赤ちゃんにも特有のリスクや合併症が見られることがあります。特に以下の点に注意が必要です。

リスクの種類 具体的な内容
早産・低出生体重児 双子妊娠では早産の確率が高く、それに伴い低出生体重で生まれる赤ちゃんが多くなります。低出生体重児は、呼吸器や消化器などの臓器が未熟であるため、様々な健康上の課題を抱えることがあります。
呼吸器系の問題 早産により肺の機能が未熟な状態で生まれるため、呼吸窮迫症候群など呼吸補助が必要となるケースが多く見られます
脳性麻痺などの神経発達上の問題 早産や低出生体重、胎内での血流異常などが原因で、脳の発達に影響が出ることがあります。これにより、運動機能や認知機能に障害が生じる可能性も指摘されています。
先天異常のリスク上昇 双子妊娠自体が、単胎妊娠に比べて先天異常のリスクをわずかに高めるとされています。
双胎間輸血症候群 (TTTS) 一絨毛膜性双胎(一つの胎盤を共有する双子)で発生し、一方の胎児からもう一方の胎児へ血液が過剰に流れ、双方に深刻な影響を与える状態です。治療が必要となることがあります。
一絨毛膜性双胎での合併症 一つの胎盤を共有するため、臍帯が絡み合ったり、発育不全が起こりやすくなるなど、特有のリスクが存在します。

3.3 経済的・精神的負担

双子を育てることは、喜びも大きい反面、単胎児の育児と比較して経済的・精神的な負担が格段に増大します。これらの負担についてもしっかりと認識し、準備を進めることが大切です。

  • 経済的負担
    育児用品(ベビーカー、ベビーベッド、チャイルドシートなど)、衣類、おむつ、ミルク、離乳食、食費など、あらゆる費用が二人分必要となります。また、将来の教育費も二人分となるため、長期的な視点での計画と経済的な準備が不可欠です。医療費についても、早産や合併症により入院が長引く場合など、予期せぬ出費が発生する可能性も考慮しておく必要があります。
  • 精神的負担
    複数の赤ちゃんを同時に育てることは、睡眠不足や身体的疲労が著しく、精神的なストレスも大きくなりがちです。授乳やおむつ交換、抱っこなど、すべてが二人分となるため、親の自由な時間は大幅に減少します。これにより、孤立感や、夫婦間の役割分担に関する悩みが生じることもあります。産後の回復期間中も、複数人の育児による身体的負担は大きく、疲労が蓄積しやすい状況になります。周囲のサポートや育児サービスを積極的に利用し、負担を軽減する工夫が求められます。

4. 不妊治療における多胎妊娠防止の取り組み

多胎妊娠は、母体と赤ちゃん双方に様々なリスクをもたらすため、不妊治療においてはその防止が重要な課題とされています。ここでは、日本における多胎妊娠防止に向けた具体的な取り組みについて詳しく解説いたします。

4.1 日本産科婦人科学会の見解とガイドライン

日本産科婦人科学会は、不妊治療における多胎妊娠のリスクを認識し、その防止のために明確な見解とガイドラインを定めています。これは、患者さんの安全を最優先に考え、適切な治療が行われるよう指針を示すものです。

学会では、特に体外受精や顕微授精といった生殖補助医療において、移植する胚の数について具体的な推奨をしています。多胎妊娠のリスクを最小限に抑えるため、原則として移植する胚は1個とする「単一胚移植」を強く推奨しているのです。これは、多胎妊娠による母体合併症(妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、早産など)や、胎児合併症(低出生体重児、未熟児網膜症、脳性麻痺など)のリスクが高いことを踏まえた判断です。

また、年齢や過去の治療歴、胚の質などを考慮し、例外的に2個の胚移植が検討される場合もありますが、その場合でも、患者さんへの十分な説明と同意が不可欠とされています。これらのガイドラインは、不妊治療を行う医療従事者にとって、安全かつ倫理的な治療を提供する上での重要な基準となっています。

4.2 単一胚移植の推進と現状

多胎妊娠防止の最も効果的な手段として、日本では単一胚移植が積極的に推進されています。単一胚移植とは、体外受精や顕微授精において、子宮に戻す胚を1個に限定する方法です。

この取り組みにより、日本では生殖補助医療による多胎妊娠の割合が、他の国と比較しても低い水準に抑えられています。以下に、単一胚移植の推進による多胎妊娠率の推移のイメージを示します。

期間 単一胚移植の推奨度 多胎妊娠率(生殖補助医療)
2000年代初頭 複数胚移植が一般的 比較的高かった
2000年代後半 単一胚移植の推奨開始 徐々に低下
2010年代以降 単一胚移植が原則化 大幅に低下し、低水準を維持

単一胚移植の推進は、多胎妊娠のリスクを減らすだけでなく、出生した赤ちゃんの健全な成長にも寄与すると考えられています。また、患者さんの精神的、経済的負担の軽減にも繋がる可能性があります。

もちろん、単一胚移植は妊娠率が低下するのではないかという懸念を抱く方もいらっしゃるかもしれません。しかし、近年の培養技術の進歩や胚の評価技術の向上により、質の良い胚を選んで移植することで、単一胚移植でも高い妊娠率を維持できるようになってきています。特に、凍結胚移植の技術が確立されたことで、複数個の胚を一度に移植せずとも、妊娠のチャンスを複数回に分けて得ることが可能になりました。

このように、不妊治療における多胎妊娠防止の取り組みは、患者さんの安全と赤ちゃんの健やかな成長を第一に考え、ガイドラインの策定と単一胚移植の推進によって着実に進められています。治療を受ける際は、多胎妊娠のリスクと防止策について、十分な説明を受け、納得した上で治療方針を決定することが非常に大切です。

5. まとめ

不妊治療は、自然妊娠に比べて双子を授かる確率を高めることがお分かりいただけたかと思います。特に排卵誘発剤の使用や体外受精における複数個の胚移植は、その確率を大きく上昇させる要因となります。

しかし、双子妊娠は母体にも赤ちゃんにも、それぞれ特有のリスクや合併症を伴うことが知られています。例えば、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、切迫早産、低出生体重児のリスクなどが挙げられ、これらは単胎妊娠と比較して高まる傾向にあります。また、出産後も育児の経済的・精神的負担が増大する可能性も考慮すべき点です。

このようなリスクを最小限に抑え、母子の安全と健康を守るため、現在の不妊治療においては多胎妊娠の防止が重要な課題とされています。日本産科婦人科学会をはじめとする専門機関では、体外受精における単一胚移植を強く推奨しており、多くの医療機関でこの方針が導入されています。これは、不妊治療の最終的な目標が「健康な赤ちゃんを一人授かり、安全に出産すること」にあるためです。

不妊治療の選択は、ご夫婦の状況や希望、そして医師からの十分な説明と理解に基づいて慎重に行うことが大切です。双子を授かる可能性とそれに伴うリスク、そして多胎妊娠防止への取り組みについて正確な情報を得て、納得のいく治療を進めてください。

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